2021年冬アニメ審判レビュー

はい、僕(やつがれ)です。

 

アイカツプラネット

実写パートもキツいが、アニメパートの下手くそな演技が聞くに堪えない。コンテンツとして明らかに失敗している。

 

アイチュウ

カス。心ちゃんは可愛い。1点

 

アイドールズ

CGの動きや新人声優の演技からボロそうな住処や雑な話展開まで、王道アイドルアニメを偽装するOPやEDが意図的であろうことも含めて、すべてが安っぽいのだが、だからこそ逆に愛おしくなる謎の魅力があることもまた事実であり、私はその魅力に、幾ばくか取り憑かれてしまっている。6点

 

IDOLY PRIDE

アイドルアニメとして非常に凡庸というか、宣伝であれだけ散々大袈裟に煽っておいてこのクオリティは中途半端というほかない。キャラの積み重ねも全く感じられない。曲はそれなりに好き。5点

 

アズールレーンびそく

キャラが単純に可愛い。内容は薄い。5点

 

異世界の門

ノベルゲー形式のペラペラ紙芝居などという甘っちょろいものではない。声優は3ヶ月間練習を積んだらしい素人未満の棒演技だし、キャラは不自然な格好で突っ立てるか左右に揺れるだけで地の文もないため画面から何が起きているのか1ミリも察することができない。筋立てや設定もよくある平凡なRPGで面白味に欠ける。全24話予定らしいが、本当に完結するのだろうか?

 

異能のアイシス

Charlotteっぽい。緑川光がカッコ良さな役やってると嬉しい。

 

ウィクロス

胸がデカい、胸にしか目がいかない。顔もみんな可愛い。ウィクロスのルールは相変わらず分からない。2点

 

WAVE!!

お粗末なホモアニメ。お粗末とコラボCMやってるし。キャラが日常感覚と乖離しすぎて魅力がないし、展開も雑。3点

 

ウマ娘

キャラの関係性や見せ場の作り方などそれなりに面白いとは思うが、キャラデザが刺さるわけでもなく、馬について前提知識があるわけでもないので、楽しみ切れないし、全体としてあっさりしていて盛り上がりにも欠ける。7点

 

裏世界ピクニック

危機意識に欠けるキャラの言動いちいちがアホすぎて呆れるし、話も何をしてるのかよく分からない。ネタがネットロアだったりと妙に安っぽいし、映像も中途半端なC級ホラーといった感じ。3点

 

エビシー

エビシー無能。蜘蛛よりも短いから同じ悠木碧アニメでもこっちの方がマシ。1点

 

エクス

これは現代アニメが生んだひとつの奇跡である。常に画面にかかる謎のモヤ、紙芝居のようにペラッペラな2Dキャラ、妙にスローテンポでメリハリのない動き、ダイナミックな料理シーン、虫のような匍匐前進、突然光るキスシーン、見開いたまま全く動かない眼球、どうしたらこんなアニメを作ろうと思えるのか、そして実際に作り出すことができるのか、単なる経済的要因を超越した超常的な何かが作用しているような気さえする。僕(やつがれ)はロイヤルリムジンを応援しています!

10点

 

俺だけ入れる

低俗極まりないアニメだ。特に問題なのは言うまでもなくハーレム自慢大会、制作陣は恥を知れ。0点

 

おとなの防具屋さん

くだらないなりね。3点

 

SK

カッコいいスケボシーン、顔も声もカッコいい男たち、すべてがカッコ良く、勢いとテンポ感もある。内海紘子の達人的なホモ演出と大河内一楼の脚本術が上手いコンビネーションを生んでいると思う。9点

 

OBSOLETE シーズン2

カニックや世界観等細部のディテールは本当に凄まじい。ミリオタのフェティシズムここに極まれりと言った具合で、ガサラキやFLAGの延長線上にある作品として誇るべき完成度を誇っている。その分、ストーリーは殆どないに等しい。最終回は笑った。8点

 

オルタンシアサーガ

へなちょこギャグアニメ。3点

 

怪病医ラムネ

ちくわの陰茎。3点

 

回復術師

この作品の本質が復讐物であるとか、根底にミソロジーがあるとか、そんなことはもはやどうでもいい。肝心のエロシーンが何も見えないのでオカズとしてすら使えない、これが問題である。2点

 

キメツ学園

虚無すぎる。ジャンプのキャラ全振りショートアニメは何を楽しめばいいのか本当に分からない。1点

 

岸辺露伴

話自体はこぢんまりとしているが、声優の狂った演技と異常な映像演出でゲラゲラ笑えるイカしたアニメになっている。9点

 

蜘蛛ですが

蜘蛛気持ち悪い、今期虫アニメ多すぎ。原作が一人称なのは分かるし1匹で地下を探検するんだから会話が発生しないのも当然だけど、それにしてもモノローグがくどくどしいし単純にうるさい。人間パートの話も面白くない。1点

 

ゲキドル

10点

 

ざんねんないきもの事典

NHK教育アニメっぽい内容。無。

 

弱キャラ

ぱっと見の印象はポスト俺ガイルだが、やはり根本的に違う。陰キャオタクが美少女にすべてを用意してもらった上で自己改造(笑)する話など、悪い意味でオタクの妄想以上のものではない。そこには人間関係の探求も真実人間の追求も何もない、ただのポルノである。2点

 

進撃の巨人

不思議な変則放送。政治パートは面白くないが、戦争描写はとても楽しい。

 

真中華一番

トンチキ料理で笑えるし、食欲も唆られる。中華食いたい。7点

 

じみへん

エロい。4点

 

進撃の巨人

戦争シーンは迫力あって大好き。虐殺シーンも大好き。巨人が無敵というわけではなく兵器と戦術次第で人間でも倒せるのも好き。政治パートは無。7点

 

怪物事変

僕(やつがれ)はショタコンではないので。4点

 

五等分

偏差値低い女に興味を持てない。話はコテコテのラブコメで可もなく不可もなし。でも正直2の竹達は好き。4点

 

スケート

谷口悟朗はここ数年の谷口悟朗は後進の育成に力を入れてるイメージがある。アクティヴレイドで総監督を務めたことが良い例だろう。今作も同じく総監督を務めている。監督はスポーツ物を手掛けてきた福島利規。SFロボットに定評のある谷口がスポーツ物、それも色々と制約が厳しそうなスケートを題材にしたオリジナルスポーツをやるのは内々不安だったが、今のところその不安は的中してる印象がある。全体的なスケート描写はお粗末だし、ではドラマ面を際立たせるのかと思えば、人間描写にも光るものはない。谷口の信者としては実は名義貸しで具体的な関与はしてないのかなと思いたいが、OPのマイナーチェンジやクセの強い主人公など、これ谷口っぽいなぁと思える要素が方々にあり、何より絵コンテを切ってるため、やはり無理がある気がする。しかしこれはまだ分割2クール。谷口アニメは後半から面白くなると、私は信じている。

 

SB69

神。完璧。最高。本当にオールスターって感じで文句の付け所がない。シアン!!!!!

10点

 

装甲娘

N回観た美少女ミリタリでいい加減飽きそうだけどメカのギミックとかは結構好き。ギャグっぽい。

 

タイバン!

ボコボコのCGでどうしてもクオリティをD4DJなどと比較してしまうが観ているうちに段々と慣れた。場面転換も少なく会話劇を主軸に話が進む為、何処か舞台劇を思わせる雰囲気がある。キャラの描写自体はよくある話で、特に拒否感を覚える類のものではない。

 

たとえばラスト

MAOさんの関西弁をもっと聞きたい。面白くはない。2点

 

てんでぶ

極めてなにか生命に対する侮辱を感じます。1点

 

転生したらスライム

アホ臭い。おもんない。3点

 

ドクターストーン

僕(やつがれ)は文系なので理系の知識はよく判らぬが、それでも筋立ての妙でハッタリの効いた内容になっているため非常に楽しんでいる。癖の強いキャラや独特なユーモアも良い。9点

 

とーとつにエジプト神

虚無ショートアニメっぽいけど声優は豪華で楽しい。7点

 

23時の佐賀飯アニメ

CMっぽい。極上飯作画で佐賀飯食いたくなるけど一人暮らしの身には毒だ。3点

 

のんのんびより

相変わらず最高。2021年にのんのんが観れることに感謝しかない。日常系の一つの到達点ですよ。10点

 

2.43

最高に面白かったハイキューの次クールにこれやるの無理がある。展開もDQNがバカなことやってるだけで雑すぎ。福井のヤンキー怖すぎ。4点

 

はたらく細胞!!

全く面白くない。ロリやショタなどの安直なマスコットキャラで視聴者を釣ろうとする姿勢も不愉快だ。このアニメを観るくらいなら人体模型でシコる方がまだマシである。1点

 

はたらく細胞BLACK

全く面白くない。そもそもはたらく細胞自体が面白くないのだから、そのスピンオフが面白いわけがない。その上、女性蔑視的な価値観や全体主義的な思想が強化されている点は、不愉快極まりない。特に細胞としてキャラに役割分担をさせることで、構造的に女性が逆らえないように設定しているのは、露悪的というほかない。0点

 

バック・アロウ

谷口悟朗アクティヴレイドの辺りから古臭い物語展開を露骨に志向し始めた様に思う。その傾向自体は昔からあったのだが、それが色濃くなった。ジャングル大帝を現代風にリメイクして以降、暫く監督を務めることがなかった訳だが、その辺が一つの契機なのかなという気がする。ID-0もrevisionsなども古典的なSF設定を踏襲した佳作だったと思うが、まぁつまり渋い。で、本作だが、中島かずきの熱血要素と相まって、その傾向に更に拍車の掛かった印象がある。冒頭で前回までのあらすじを流したり、ロボのデザインが絶妙にダサかったり、特に説明もなく技や設定を開示したり、勢い任せで勝負が決まったり、ホワイトベースっぽい空飛ぶ戦艦に村人たちが乗り込んで漂流したり(ガキンチョ3人組なんかもろファーストガンダムのオマージュ)、色々と古臭い。それが単に古臭いなぁで終わるのか、こういうアレンジもあると納得するのかは、後半になってみないと分からない。今の処、話は起伏なくのっぺりとした印象を受けるが、谷口悟朗のアニメは2クール目から面白くなるので(今作を観て真っ先に想起するスクライドガンソードも1クールの終盤まで面白くなかった、まぁプラネテスコードギアスは序盤から面白かったけど)、やはり後半になってみないと分からない。懸念材料はどちらかというと中島かずきで、彼は伏線回収とか得意ではないと思うので、少し心配ではある。

7点

 

BEASTARS 2期

一番注目したいのはEDで示唆されているルイとイブキの関係性がどう転ぶのか。肉食社会における彼の生き様に希望はあるのか。

 

ぶらどらぶ

押井と純二のコンビ。放送前から期待していたが、良い意味で想像通りな作品で安心した。余裕すら感じられる大御所相撲のナンセンスギャグが日高里菜ボイスが見事にマッチしたキュートなヒロインを中心に次々とテンポ良く繰り出される作劇は何処か懐かしさをも抱かす快楽に満ちている。然しその様な安定志向とは対極を志してこその押井守であり西村純二であると信じているので、より常軌を逸した展開を待望する。9点

 

プレイタ

GoHandsらしい極端に青い画面に、スタイリッシュなアクション描写とクールなセリフ回しが気持ち良い。美麗なCG背景と二次元キャラの違和感ない並存など、技術的にも高度なことをしている。話はまだどうなるかよく分からないが、画面の満足度は非常に高い。7点

 

PUIPUI

モルカー無能、車は人間様に奉仕すべし。5点

 

ぷっちみっく

キャラが可愛い。5点

 

文豪

泉鏡花が好き、泉鏡花可愛い、泉鏡花愛してる。某の求めていたショートアニメはこれだと思った。10点

 

ホリミヤ

可憐なキャラデザや丁寧な作画など、画面の満足感はかなり高いのだが、登場人物同士の心の機微など、青春作品としてあるべき描写が希薄な気がする。映像のクオリティが高い分、それっぽいシーンでそれっぽい雰囲気を醸し出してはいるが、根本的な内実が伴っておらず、オチもくだらない。真剣に思春期の少年少女の恋愛模様に向き合ってる作品とは到底思えない。5点

 

魔術師オーフェン

おもんない。これ本当にリメイクされて続編作られるほど人気あるのか?

 

魔導祖師

1話2話における怒涛の人名用語連発で危うく振り落とされそうになったが、過去編になってからは物語も分かりやすいBLファンタジーとなり、美麗な映像も相まって中々満足度の高いものとなっている。7点

 

無職転生

とにかく作画がすごい。転生なろうの金字塔らしく、34歳無職童貞おじさんの醜悪な性格に関しては見苦しい点も少なくないが、話も割としっかりしてる。映像で物語に説得力が生まれるのがアニメなのだなぁ。7点

 

約ネバ

原作を丁度脱走した処迄しか読んでいない為、具体的な内容は知らないが、それでもアニオリであることが容易に分かる急展開で、物語としての起伏にも乏しい。これで本当に綺麗に纏まるのだろうか。諸星すみれの演技は相変わらずすごい。6点

 

八十亀

安定の面白さ。八十亀も可愛い。8点

 

闇芝居 8期

オチを視聴者の想像に委ねる系の話ばかりなので怖くない。

 

幼女社長

日高里菜最強。CMで死ぬほど聞かされてるOPも好き。もっと輝いちゃえ今はキラッキラなお日様がライバルぎゅっと楽しんじゃおいつもドキドキでいたいのねえ遊ば!6点

 

ゆるキャン△2期

空気感の作り方、緩急の付け方、ディテールのきめ細やかさなど、全体的な映像のクオリティが尋常でなく高い。1期を経てのキャラ成長や関係性の変化なども脚本上の見所として上手く配されている。惜しむらくは、私が個人的に地理的な話に極端に疎いあまり、観光シーンにさほど思い入れることができない点である。9点

 

リゼロ

尺の使い方が贅沢。すごーく丁寧に描いてることが伝わってくる。話は複雑でよく分からない。7点

 

レビウス

3DCGによるボクシング描写は迫力あるが、さほど目新しいことをしているとも思えず、新鮮味に欠ける。5点

 

ワールドトリガー

原作が面白いので話は良いのだが、作画や演出のテンポが悪く、原作の持ち味である戦闘シーンの魅力を損なっているように思う。7点

 

ワールドウィッチーズ

キャラデザは501発進しますの方が好き。502のキャラ全然覚えてないけどひかりは可愛い。全体としてそれなりに笑える出来にはなってる。7点

 

ワンダーエッグプライオリティ

テレビドラマから逃げてきた野島伸司がアニメの世界で何をするつもりなのか、若干の関心を持ちながら放送を待っていた。映像は本当に素晴らしいと思う。肝心の脚本だが、キャラの描写は希薄極まりないし、台詞や設定から避けて見える前時代的価値観には目も当てられない。説明不足な描写が、上質な作画で下手に説得力を帯びそうになっているところが更に悪辣である。本当は何も考えてないだけなのに、我々アニメ視聴者の「リテラシー」なるものを期待して考察してもらおうなど、甚だ身勝手な態度と言わざるを得ない。テレビドラマはコンプラに縛られて息苦しくなった?寝言は寝て言え。確かに近年のテレビドラマは全盛期に比して圧倒的につまらなくなっている。その問題意識だけは野島伸司と共有しているつもりである。私も彼と同時代の作品、具体的には山田太一倉本聰向田邦子等が活躍していた時代の作品群に強く影響を受けてきたからだ。しかし、今日のテレビドラマがつまらなくなった理由は、他でもない、野島伸司その人が、幼稚で低俗な人間観と過度にカリカチュアされた作劇によって、日本のドラマが本来持っていた社会性を堕落させたからであろう。どの口で昨今のテレビドラマの惨状を批判するというのか、ふざけるのも大概にしろ。その上、アニメはコンプラに支配されてない自由度の高い場所だから好きなことが書けるだと?貴様はドラマだけでなくアニメまで愚弄するというのか?日本のカルチャーをどれだけ荒らせば気が済むのだ?視聴率が取れなくても本当にドラマを愛しているのならば真剣にドラマと向き合え。もはや老年に差し掛かった大の大人が、そんなガキみたいな言い訳をしてどうする。我々アニメ視聴者は、高い「リテラシー」をもって、この作品を徹底的に吟味し、とりわけその脚本について、正当な評価を下すべきである。