2020年秋アニメ新盤レビュー

にぱー、なのですよ。

 

アイドリッシュセブン Second BEAT! 

1期は17話と中途半端な尺で終わったが、序盤から1期で未回収だった伏線を回収するようで楽しみである。アイドルアニメは人数とそれに伴う描写配分が重要なファクターの一つとなるが、1期で主要7人の説明を十分に行ったことで新キャラとのバランスが取れているのも良い。1期以上にアイドルという職業の倫理を説いているところも興味深い。何よりもマネージャーが相変わらず可愛い。マネージャー、アイドルデビューしてくれないかなぁ。7点

 

ドラゴンズドグマ

ネトフリオリジナルアニメで面白かった試しがない。本作もその例に漏れず。雰囲気的には劣化版ベルセルクであり、物語はありきたりなn番煎じ、ゲームをそのままアニメ化したようで芸がない。

 

ひぐらしのなく頃に

1話を2006年版のアニメに沿って作ることで視聴者をミスリードし、2話から完全新作を思わせる業と題した展開の妙はまさしくひぐらしを思わせる。そして4話で物語は急転直下し、鬼隠し編を完全に鬼騙し編へと変奏された様にはなかなかに驚かされた。戦闘シーンは流石に笑ったけども。2020年に再演するにふさわしい、新たな雛見沢の悲劇を期待したい。7点

 

アクダマドライブ

既視感のあるキャラクターが雑な世界観で派手に動きまくるアニメだと思うが、今のところあまり好みではない。6点

 

安達としまむら

映像がしょっぱい。4点

 

まえせつ

キャラデザが『らき☆すた』であること、すなわち時代に合わぬ古さを帯びていることは置くとして、なんといっても漫才のつまらなさ、ギャグのつまらなさ、クスリとも笑えないあのセンスはどうしたものか。漫才師を目指す動機も不明瞭だし、お笑いに全く真剣に向き合っていない。アニメとオタクだけでなく、漫才ファンをも馬鹿にしきったコンテンツだとしか思えない。ふざけんな。0点

 

A3!

イケメンが友情を深めながら演劇をするというスタンスは変わらずだが、今期ではさらにキャラの掘り下げが洗練されている。演技や舞台への向き合い方など、演劇的なニュアンスも結構大事にされてるようで好印象である。秋組は声太い人が多いことも個人的にポイント高いし、特に左京さんがめちゃくちゃイケメン、後悔を吐き出すポートレイトのシーンは感動的だった。モノローグが自己との対話を超えて観客との対話に昇華する様は演劇の一つの見所だろう。大石のOPは相変わらずTHE大石という趣で完璧。7点

 

神様になった日

1話からつまらない弾丸ギャグのオンパレードには流石に辟易とした。1話で本当に1週間経っているのかと疑問に思うほど1話あたりの内容が薄い。また中盤以降妙にシリアスな展開になるのかと考えると、真顔になる。4点

 

ご注文はうさぎですか?BLOOM

私はその作品のファンというわけでもなく、したがって難民生活を送っていたわけでもありませんが、それでも女の子が真っ当にイチャイチャしている姿は眼福と言うほかなく、安定感のある作品だという印象を強くした。ココアとチノのレズS〇Xはよ。8点

 

魔法科高校の劣等生 来訪者編

はよ近親相姦してくれ。3点

 

魔女の旅旅

イレイナ顔面派。リョナ展開待ってます。5点

 

トニカクカワイイ

まずこのような題名をつけて恥ずかしくないのかと作者に問いただしたくなるくらいヒロインが可愛くない上に主人公の男性も不快であるし、サブキャラも全く可愛くないし、本当に貴殿はあのヒナギクを産み落とした人物と同一なのかとこれまた作者に問いただしたくなるレベルである。そして根本的な女性差別的視点が随所から感じ取れる点が非常に不愉快だ。夫を旦那様と呼びかしずく司の姿は時代錯誤も甚だしい。これから夫婦の関係性の掘り下げ(そんな大層なものになるかは置くとして)が進むのだろうが、いくらヒロインの心理描写を積み重ねようとその点は正当化不可能だろう。品性のとことん欠如した作品である。0点

 

呪術廻戦

流石のジャンプクオリティ。シナリオは王道だし、作画も演出もキマッててかなり完成度高い。2クールあるようなので正統派な物語を期待したい。OPのカッコよさ。8点

 

キングスレイド

テンプレRPGゲームを工夫なくそのままアニメ化したような雑さを感じる。キャラがそこそこ可愛いのはポイント高い。2点

 

ハイキュー!! to the top 2ndクール

当然のように話は盛り上がっている。これまでの積み重ねがあちらこちらで効きまくっていて、これで面白くならないはずがない。田中の回は泣いた。今のところ谷地仁花が登場していないのが唯一の難点、それ以外は文句ない。

 

レヱル・ロマネスク

女の子可愛い。それ以外に言うこと特にない。6点

 

ダンまち3期

1期も2期も3期もずっとオタク君の妄想見せられて不愉快。そんなにオタク君は水瀬いのりにヨシヨシされたいんですか。1点

 

ヒプノシスマイク

ノリは嫌いじゃないけどちょっとくどい気もする。ラップ自体はよくわからないけど結構楽しいと思う。5点

 

100万の命の上に俺は立っている

つまらない。すべてが不快。0点

 

戦翼のシグルドリーヴァ

キャラそんな刺さらないし、話つまんないし、今期RtBあるのにわざわざこれやってもなぁという感じ。3点

 

ラブライブ! 虹ヶ咲スクールアイドル同好会

大会で優勝すると公式記録に半永久的にその勝利が保存される、すなわち「歴史化」されるわけだが、そのような「一般史」に逆らうことこそ本作の主題だろう。これはヴォルター・ベンヤミンが「歴史の概念について」で語ったところの、「支配者たちの凱旋行列」を拒否する姿勢と等価であり、純化された「一般史」絡め取られることのない、個人の生き様をこの作品は描こうとしている。8点

 

犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい

虚無。花澤香菜可愛いね。2点

 

土下座で頼んでみた

天才。杉田智和のネタキャラとしての存在感の強さが際立つ。9点

 

体操ザムライ

スポーツアニメとしては微妙。忍者の存在意義が今のところよく分からず異物に思えるし、主人公の性格もリアリティがなく、全体として粗のある脚本だなと思う。しかしとにかく娘ちゃんが可愛い。娘ちゃんが出てくるだけで笑顔になるし、それが視聴理由の大半を占めている。本泉莉奈最高。6点

 

ふしぎ駄菓子屋銭天堂

時々迷々のアニメ版的な印象を受ける。NHKだなぁ。4点

 

おちこぼれフルーツタルト

はぁ〜サイコウ〜。もうとにかくキャラが可愛い。みんな可愛い。フルーツタルトの5人は当然可愛いしマネージャーも可愛いし他社のプロデューサーも可愛い。これが真のトニカクカワイイ。実質アクションヒロインチアフルーツ。戦隊の真似し始めた時は興奮して叫んでた。女の子をフルーツに喩えるのマージで好き、大好き、性癖ドストライク。3話のライブシーンは丁寧な作画から繰り広げられる動きと止め絵の調和が美しかったし、完璧!!ってテレビの前で発狂して叫び倒していた。所々、否、全体的にエッチなのも非常にポイント高い。OPもEDも映像音楽ともに素晴らしい。はぁ〜良いアニメだねえ〜。10点

 

無能なナナ

大久保瑠美ヒロイン超可愛い。CMで「無能なナナ」って言う声がマージで可愛くて好ましい。こういう頭脳バトル系の作品は好きだし枠としても希少だから頑張って欲しいのだが、それにしても杜撰な面が目立つ。最初の1、2話はどんでん返しもあってそれなりに頭脳戦してるように思えて楽しめたが、3話以降は主人公の頭の悪さ、すなわち無能さが顕著になり、これではただのギャグアニメではないかと思ってしまう。能力者を島に隔離し、わざわざ女子高生一人を送り込んで一体一体能力者を始末して行くという設定も不可解だ。6点

 

ゴールデンカムイ3期

原作の空気感を結構丁寧に拾ってる。特に声優の演技はめちゃくちゃハマっていて、キャラがすごく立体的になっている。ギャグパートの出来栄えは秀逸。日本を舞台にしながらここまで良質な「西部劇」を描き出せることを証明してみせた制作陣の力技は圧巻だし、原作漫画でもここから更に盛り上がっていくので物語的にも期待したい。9点

 

おそ松さん3期

30分に1、2回は笑ってる気がする。そんなもん。1点

 

One Room サードシーズン

最初は富田美憂の声苦手だなぁってなったけど割とすぐに慣れた。最後の方言にはまいったね。5点

 

魔王城でおやすみ

水瀬いのりのオタクなら快眠導入剤として最適なのだろうが私は水瀬いのりのオタクではないし何よりこのアニメを観て眠くなったことが今のところないので睡眠導入剤としては全く使えない。でも要所要所のギャグやシュールな演出でクスクス笑ってしまう自分がいるし、より良き睡眠を求めて囚われの姫が魔王城を散策するというシンプルな設定で、よくここまで色々と話を考えつくものだと感心するしかない。作画は安定しているし、スヤリス姫はキャラデザ・声ともに極めて可愛い。個人的に山﨑みつえ×中村能子コンビは野崎くんと多田恋で大信用しているのだが、相変わらずこの人たちのギャグセンスや映像感覚と自分は相性良いんだなって再確認できた。雰囲気はどことなく入間くんに似ているし、やはり山﨑みつえの作風は名匠森脇真琴にどこか通ずるところがあるのだと思う。したがって動画工房は早く山﨑監督に4クール朝夕アニメを任せた方が良い。なんなら今作が万人受けする幼児性を内包しているのもそのための試金石に思えるくらいだ。

あとはOPがめっちゃ良い。ノンレム睡眠レム睡眠ノンレム睡眠レム睡眠スヤー。睡眠導入剤として使えないとか言ったけど結局寝てる気がする。8点

 

ヴァールハイト

OPカッコいい。説明的なセリフをなるだけ排して映像で見せようとしてるのは結構ポイント高い。よくあるソシャゲ原作のダメアニメかと思ったけど意外と期待できそう。6点

 

くまクマ熊ベアー

主人公が可愛くない。主人公の顔も声も性格も、主人公の歌うEDも全部可愛くない。少女異世界転生俺TUEEEで女の子が可愛くなかったらおしまいですよ、何を見ろというのか、防振りを見習ってくれ。1点

 

それだけがネック

よくわからない。ホラーなのかな、かな?1点

 

ぐらぶるっ!

ショートアニメとして可愛さと面白さの両立がちゃんとできてる印象。6点

 

池袋ウエストゲートパーク

原作小説未読、2000年のドラマ版を観てる程度の事前知識でこのアニメに向き合っているが、たとえばドラマ版で見られたような陰惨な世紀末的空気感をブクロの生き急ぐ若者たちに重なるような演出は本作にはない。対照的に本作はどこか爽やかだ。それが時代的な背景によるのか、原作のアレンジ度合いによるのか、原作を読んでいないので判断はつかないが、今のところ言えるのは、ミステリもアクションも1話完結でやや雑な印象を受けるということである。5点

 

ドラゴンクエストダイの大冒険(2020)

宮本絵美子のキャラデザ好きなので視聴義務発生。原作の尺的に多分最低4クールはやりそうだし、まだ序盤なので内容的に面白いところは特になし。5点

 

ギャルと恐竜

意味不明。というかこれはアニメではない。0点

 

第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズRoad to Berlin 

安心安定の面白さ。エーリカ・ハルトマン。9点

 

いわかける!

見せ方はエロそうにしてるのにキャラがエロくないからエロ枠として失格だし、キャラに魅力もない上にストーリーも面白くないから全然ダメ。4点

 

神達に拾われた男

何をやっても褒められるショタになりたい。と思ってる人が世の中に多いなら悲しい。と思う。1点

 

ノブレス

OPの歌い方で笑わせてくるのは流石に反則だろう。色々と噛み合ってない気がするが、そこがまた笑える。2点

 

エタニティ

純粋に構成が綺麗な話があれば展開で笑える話、さらには単に性欲を具現化しただけの話もあり、バラエティ豊かな大人の恋愛を見せられてる感じがする。8点

 

憂国のモリアーティ

原作2巻まで読んだことあるがつまらなかった。実際、まだ序盤だから明確なことは言えないが、ミステリとしてはやや弱い印象は拭えない。少年モリアーティは完全にヨハン・リーベルトで笑うし、キャラの設定や行動が異常で背景の説明もないまま進むため疑義は不可避的に生じる。しかし、雰囲気はある。社会学者の内田隆三は、探偵小説を近代社会の産物と説明し、社会的に逸脱した立場から規律の撹乱者を取り締まることで共同体の安定を図ること者を探偵と定義しているが、その観点から考えるならばモリアーティが犯罪による革命を試みる構図はまさにアンチ探偵小説にふさわしいと言えるのかもしれない。個人的に野村和也は監督として高く評価してるので、張って欲しいところ。7点

 

アサルトリリィ

主人公がレイジングハートサンライズ立ちする姿でもう笑顔になる。太もも、おっぱい、キャラの身体つきがエロく、露骨に百合を強調するスタイルには口元が緩む。7点

 

キミ戦

シナリオも映像も何もかもアホくさい。こんなコテコテラノベアニメをよく2020年にやろうと思ったもんだ。3点

 

鷹の爪

毎週爆笑してる。子供の頃からずっと好きだったので相変わらず期待に応えてくれる安定の作風には感謝しかない。良質な笑いの提供者。9点

 

D4DJ

YouTubeの先行配信で1話のみ視聴。こういう系統のアニメにはありがちなことだろうが、それにしても主人公が多動すぎて鬱陶しい。バンドリとの違いもまだよくわからない。5点

 

兄に付ける薬はない4

毎回ケラケラ笑いながら観てる。安定感ある。8点

 

最響カミズモード!

まず言葉遊びが好きなので神相撲と紙相撲をかけたタイトルが結構好ましい。物語はテンポ良く進む上に、カミズモウのシンプルなロボットアクションも映像的に楽しい。子供の頃に観てたらハマっていたかも。8点

 

ツキウタ THE ANIMATION2

今期は他の男性アイドルアニメが強いから、相対的にちょっと弱い。3点

 

テイルズオブクレストリア

ソシャゲをプレイしてもらうための長いPVといった感じで、内容面ではかなり駆け足で消化不良な印象を受ける。テレビアニメはやらないんですかね。4点